2021年7月10日
株式会社スカイリンクス 代表取締役 渡辺淳志
参加者:13名
略歴
2000年3月 東京薬科大学卒業
2000年4月 株式会社クリエイトエス・ディー入社
2015年9月 エール薬局大井町店開局
2020年1月 株式会社スカイリンクス創業
今の調剤報酬減少と新型コロナウイルス感染症の影響について、コンサルティングを行っている会社を含めて経営状況をどう思う
→どこの薬局も患者数、処方枚数は減っている。
物販や在宅医療の拡大を行い、高齢者福祉関連施設に対しての活路を見出していく必要があると考えている
現状における薬局の強みとは何か
→患者さんの健康情報を持ってる事。それを活用して、物販を拡大すべき
現在の問題点はなにか
→パーソナルヘルスケアレコード(PHR)は重要になるという学者みたいな薬剤師が重要さだけをアピールしていて、具体的な動きがあまりないこと。
我々は服薬期間中のフォローシステム「あなたの調剤薬局」を導入し、患者さんとの双方向のコミュニケーションも行うことで物販とセットで地域医療へ貢献していく
→応需できる薬局内での体制が整えられれば、経営面でも最も効果的な方法だと考えている。
介護施設におけるキーパーソンをいかに押さえるかが重要である。
→社会課題でもある、高齢化率の上昇、デジタル格差
お年寄りのITリテラシーが低いことにより、皆が不便を感じている
我々がスマホやタブレットを使えるようにサポートしながら、結果として処方箋を獲得する仕掛けを考えている
今後の経営方法として提案していきたい
次回の報酬改定で、薬局のオンライン服薬指導が進むことが考えられるがどうなっていくか
→流通方法がポイントになると思う。
薬局としては、この点を確実に押さえておくべき。
急性疾患よりも、慢性疾患がオンライン化に向いていると考えている。
経営面でも1枚粗利単価が高い慢性疾患処方を減らさないこと、増やしていくことがポイントである。
オンライン診療からオンライン服薬指導への流れをどのようにしていくべきかも重要だが、
市販されている専用アプリの登録に加え、オンライン診療をやってる医療機関と良い関係性を構築できればそこから処方が戻ってくる。他人、他社依存はやめるべきである。
今後、薬局における在宅医療はどのように進めていくべきか
オンライン診療、服薬指導をどのように活用していくべきか
→薬局として、体制整うのであれば攻めていくべきだと思う。
離職者が多い業界だが、離職防止にどのような対策を考えているか
離職を防ぐ方法、モチベーションを維持・向上させるにはどのようにしたらよいか
→経営者は、薬剤師や医療事務スタッフが今後何をしたいか、漠然とでいいので把握すべき。
経営者の仕事は、優秀なスタッフに最適な仕事をこなしてもらい、それに見合った報酬を支払うこと。
報酬には相場があり、相場から大幅に低い報酬設定はダメだと思う。
オンライン化の流れはどうやって作っていくか?
→流れを構築し、特許申請できるレベルまで持っていくことが重要では。
例)1.オンライン診療付き薬局
2.クールジャパン前面押し出し薬局