【第5回】薬剤師のこれからを語ろう【ゼロから学ぶ薬剤師のためのSNS講座】

2021年8月27日

株式会社Bijinaz 代表取締役 佐藤澄江

参加者:19名

【第5回】薬剤師のこれからを語ろう【ゼロから学ぶ薬剤師のためのSNS講座】

佐藤 澄江氏

略歴
2014年日本薬科大学を卒業後、病院、薬局薬剤師を経験。
新規薬局立ち上げ、施設を含む在宅医療に従事。
2021年 医療・介護系に特化したSNSマーケティング会社「株式会社Bijinaz」創業

第1部:SNSとは

登録した利用者だけが参加できるインターネットサービス
mixiが最初で、日本でのSNSの走りと言われている。

なぜ、薬局でSNSが必要なのか

集客から売り上げにつなげたい

なぜ、SNSというものを使い集客しなくてはいけないのか?

今後対応が必要になってくる、電子処方箋、オンライン診療、オンライン服薬指導への準備

成功例はあるか

SNSの活用とSEO対策を行うことで、コロナ禍でも薬局の売り上げが維持できた。
近隣薬局が20〜30枚/日で推移している時期にコロナ前と変わらず処方箋50〜60枚/日を応需した
薬局を認知してもらうことで、多い時は複数の医療機関から10枚/日の0410対応の処方せんを受け付けた

0410対応とは

2020年4月10日に厚生労働省より出された通知
0410対応における服薬指導では電話または情報通信機器等による服薬指導が特例的に認められる

0410対応とオンライン服薬指導の違いは

0410対応はオンライン服薬指導の中の例外的なもの
初診、再診にかかわらず対応が可能、電話での対応も可能となっている

0410対応のフロー

患者さんが電話またはオンライン服薬指導を希望する旨を医療機関に申し出、薬局を指定
処方せん備考欄へ「0410対応」「CoV自宅・宿泊」と記載し薬局へFAX
薬局が電話などにより服薬指導を実施
薬剤の発送、受領確認

患者さんが薬局を指定する手段は?

ネット検索or病院からの紹介

ネット検索で選ばれるには?

インターネット上に必要な情報があることが必要

SEOとは

検索エンジン最適化の意味
検索エンジンによる検索結果で、上位に表示がされ自社サイトへの流入を獲得することをSEO対策と呼ぶ

検索されるためには情報の量が必要

情報量を増やすためにSNSを活用

SNSの利用状況

10代から70代で幅広く利用されているが、60代以上のアクティブシニア層の伸びが顕著である

世界と日本のSNSランキング

世界
1位 facebook
2位 youtube
3位 whatsapp
日本
1位 LINE
2位 Twitter
3位 Instagram

LINE

電話やメール、SMSに近い使われ方をしている。登録するためには携帯電話の番号が必要

Twitter

情報の拡散性が非常に高い。やや男性の利用率が高い

Instagram

写真投稿型のSNS、流行に敏感な利用者が多い。特に20〜40代の女性がターゲットとなる

Facebook

ビジネス利用が多い。30代後半〜60代の利用が多い

数あるSNSの中で薬剤師はどれを最初にやれば良いか?

GOOGLEで検索することが多いはずなので、GOOGLEマイビジネスから初めて見るとよい

AISCEAS

消費者行動モデルのこと。
Attention(認知・注意)
Interest(興味・関心)
Search(検索)
Comparison(比較)
Examination(検討)
Action(行動)
Share(共有)

次回までにやっておいた方が良いこと

Instagramをプロアカウントにする
アカウントを連携しておく(FBとInstagram)
Googleマイビジネスを埋められるだけ埋める&何かしらの投稿をする

SNSは継続が大切

自分が継続できるSNSをまずは1つ見つけること

第2部

SNSはあまり活用できていない。投稿した方が良いのか?

→まずは投稿することが重要。

薬局薬剤師が地域の方に認知してもらうためのおすすめのSNSは何か?

→googleマイビジネスから初めて、Instagram、Twitterへ広げていく。

検索サイトは何が良いか。個人的にはyahooを使うことが多い。

→検索エンジンはGoogleもYahooも同じなので検索結果は同じ内容が表示される

・昔はyahooがプリインストールされており使う機会が多かった。

・同業者、同業種と繋がりたいならfacebookが最も効果的でフォーマルなイメージ。

・写真を綺麗に見せたいならInstagram、流行のキーワードを#を付けて投稿すること

・ママさんをターゲットにしたいならアメブロがよい。子育て中に書いたりしている人が多い印象。

SNSを続けるコツは。

→無理をしない。一言だけでも良い。例えばツイッターで「おはよう」と発信するだけでもよい。
投稿する時間は、朝6-7時ぐらいゴールデンタイムといわれている。

SNSとしてのYouTubeはどうか。

SNSとしてのYouTubeはオススメしない。年々情報処理のスピードが上がっているため、長い動画を見る機会は減っている。
1時間の動画はあまり見ない。短い時間で見れるTikTokが伸びていくのではないかと思われる。

LINEのお友達獲得に向けて

薬袋にLINEのQRコードを入れて会員獲得するなども1つの方法。いろいろな方法が考えられる。
LINEの公式アカウントがあると薬局からも情報発信ができるようになる。

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