【第8回】これまでの処方せん獲得ノウハウ教えます!これからの処方せん獲得施策をみんなで考えよう!

2021年10月15日

株式会社スカイリンクス 代表取締役 渡辺淳志

参加者:28名

【第8回】これまでの処方せん獲得ノウハウ教えます!これからの処方せん獲得施策をみんなで考えよう!

渡辺 淳志氏

略歴
2004年 東京薬科大学を卒業
2004年 株式会社クリエイトエス・ディー入社
2015年 エール薬局大井町店創業
2020年 株式会社スカイリンクス創業

現在は主に、薬局経営、薬局コンサルタント業、薬剤師のための新しい転職マッチングアプリ「ファルモニ– PHARMONI」開発・販売、専門医監修の薬剤師、登録販売者のためのセルフケア・セルフメディケーション支援アプリ「健コンパスファーマシー」販売

「月刊ドラッグマガジン」で取材を受けるなど社会課題を解決できる事業を中心に活動

第1部

処方箋獲得は選挙と同じ
・どんな人が選挙に勝つか。知名度のある人?誠実な人?地域にメリットをもたらす人?知識?
→固定票(組織票)と浮動票の両方を押さえられる立候補者が当選

固定票と浮動票
選挙→投票券
薬局→処方せん

処方せん応需枚数の増やし方
1.新規処方せん→浮動票をどう獲得するか
2.継続来局患者→固定票をどう増やすか
3.面処方せん →浮動票+固定票から面処方箋獲得
4.薬局外の活動→新規処方箋による浮動票の獲得

処方せん応需枚数の増加施策

1.新規処方せん(浮動票)
・薬局でのイベント実施(例:子供調剤体験)→子供、高齢者をターゲットにすると良い
・チラシポスティング→高齢者対策
・SNSの活用→デジタルネイティブ層の取り込み
・GoogleのSEO対策→インターネット検索時の上位表示
・新規出店
2.継続来局患者数(固定票)
・かかりつけ薬剤師の推進→患者から選ばれる薬剤師
・接客対応、待ち時間の改善→顧客満足度の向上
・SNSの活用
・システムの導入
・物販の拡充
3.面処方せんの獲得(浮動票+固定票)
・周辺医療機関への営業
・かかりつけ薬剤師の推進
・SNSの活用
・調剤ポイント
4.薬局外での活動(新規処方せんの浮動票と介護施設の組織票)
・介護施設への営業→地域密着の薬局だからできるサービスをアピール
・地域包括ケアシステム関係事業者への営業→在宅患者の発掘
・地域連携薬局の認定取得
・周辺商店への営業と働きかけ
・老人クラブへの営業→ITリテラシーを向上させ、処方箋を獲得

これからの処方箋獲得施策をみんなで考えよう!

「渡辺増患8か条」
・感じ良い薬剤師
・待ち時間が短い(平均10分以内)
・近隣医療機関との良好な関係
・居心地の良い待合室
・働きやすい調剤室(動線、薬の配置等)
・新規面処方箋獲得が可能な立地
・薬価差益(全国平均の+2%)
・処方箋なくても来局可能

今後、薬局業界で起こる変化
・処方せん1枚あたりの粗利単価の大幅減少→枚数増加or経費の見える化スリム化
・遠隔診療や電子処方せん、リフィル処方→対応システムの導入
・在宅医療→在宅医療の推進
・インバウンド→自費処方せんの獲得

第2部:質疑

Q.介護施設へアプローチしても門前払いされることが多い。
コツを教えて欲しい。

A.介護施設の運営会社の営業担当に対して営業活動を行うと良い。

・次回予告
10月29日
ゼロから学ぶ薬剤師のためのSNS講座
「Vol.3 Twitterの使い方と投稿のコツ」

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